2010年1月12日火曜日

早起き

朝の4時前に目が覚めた。
SWFをMP4にして欲しいとの依頼がスレに来ていたので、1時間半程度で仕上げた。
今回の依頼も部分的にスプライトを使っているようで、swf.vfpではうまく変換出来なかった。

ニコニコが出来て2年以上が経ち、βやγの頃は少なかった手描き動画も今では大量に投稿されるようになった。
つべ板の手描き動画スレを覗いてみれば、トレス/非トレス/二次創作ではない完全なオリジナル(これは少ないみたいだけど)と、皆さん色々誘惑に耐えながら「日産10枚」とか「半年かかった」とか、なかなか大変そうなご様子である。

筆者は昔、某エロゲのプレイ動画を投稿していたことがあるのだが、シリーズ2本を完結させたところで投稿することをやめてしまった。
画面をキャプチャーしながらゲームをするという作業に嫌気がさしたのだ。
ああマンドクサ、やってらんねぇ…。

もともとプレイ動画なんてものは、手描きに比べればかかる労力は遥かに低い。多少編集に凝ってみたところでたかが知れている。ましてやアクションゲームではなくエロゲである。気を付けることなんてテキストを送るスピードをどの程度にするかくらいのものだ(あとは〇〇なシーンの修正とか…)。

そういう人間であるから、彼/彼女らの書き込みを眺めていると、その情熱には本気で感心してしまう。

キャプチャーしながらゲームをするのは嫌だったが、編集とエンコードは結構楽しめた。
特にエンコードは楽しい。
限られた容量、ビットレートのなかで、いかにしてより良い結果を叩きだすか…うん、いいねぇ。

とりあえずエンコだけならそんなに手間はかからないし、平均点くらいはもらえる程度の知識は持っているつもりなので、他人の作った動画のエンコを代わりにやるというお遊びを、かれこれ2年ほどやってきたわけだが、今回のような依頼をこなす際にいつも考えることがある。
「もし代理でエンコするような人がいなかったらこの人はどうしたのだろう?」
「そもそも自分のここ数カ月の労力の結晶を他者に委ねるということに抵抗はないのだろうか?」
「ちょっと調べれば自分で出来るだろうに…」

そう、「ちょっと調べれば」自分で出来るだろう。
でも現実にはそれが出来ない人がいるわけである。
おそらく彼ら/彼女らは、動画のエンコードという行為に楽しさをあまり感じることがないのだろう。好きでないことに取り組んだところで良い結果が生まれることは殆どない。これが受験とかならば嫌でも頑張るしかないわけだが、ましてや趣味の世界のこととなればなおのこと。

筆者は絵を描くという行為に何ら喜びを見いだすことがないため、幼少の頃から禄に落書きすらしなかった人間である。

多分、これと同じことなんだろうなぁ。

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