まずはmode1からmode4の説明です。
・mode1
mode1ではN1からN8までの8点のうちの最小値minNと最大値maxNを求め、clamp(C, minN, maxN)を出力します。
このように、ポツポツと不連続なドット状ノイズが出ているような画像にかけると、ノイズ以外の部分にはほぼ影響を出さずにノイズだけ消すことができます。
ちなみにこの処理はtrbarry氏のundotフィルタと同じものです。
・mode2
mode2ではN1からN8までの8点のうちの2番目に小さい値min2Nと2番目に大きい値max2Nを求め、clamp(C, min2N, max2N)を出力します。
1よりもちょっと大きなノイズも取れますが、エッジの終端部分が少し壊れます。
・mode3
mode3ではN1からN8までの8点のうちの3番目に小さい値min3Nと3番目に大きい値max3Nを求め、clamp(C, min3N, max3N)を出力します。
mode2よりもさらに大きなノイズが取れますがエッジの終端により大きな影響を与えます。また、細い線が結構壊れます。
・mode4
mode4ではN1からN8までの8点のうちの4番目に小さい値min4Nと4番目に大きい値max4Nを求め、clamp(C, min4N, max4N)を出力します。
少し考えればわかると思いますが、これはN1~N8とCの9点におけるmedian(中央値)と同じです。
つまりmode4はごく一般的な3x3のメディアンフィルタです。
1~3に比べて結構ボケるし、エッジの角が丸くなったりしますので注意が必要です。使用の際はエッジマスク等の併用を常に考える必要があります。
ちなみに処理スピードはmode1 > mode4 >= mode2 = mode3 です。
目次:
RemoveGrain解説 導入
RemoveGrainの基本事項
RemoveGrain mode1~mode4
RemoveGrain mode5~mode12
RemoveGrain mode13~mode16
RemoveGrain mode17~mode22
RmoveGrain mode23/mode24 及び総評
Repair
Clense
Clense 応用
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